腕が動く仕組み




腕が動く仕組み




ヒトはどうやって腕を曲げたり伸ばしたりしているのか。

その運動の仕組みを説明するために、簡単な教材を作ってみました。



角材は「骨格」、ゴムは「筋肉」をあらわしています。

筋肉にはちぢむ力しかない(自ら伸びる力はない)ので、

筋肉=ゴムで表現することにしました。





少し拡大してみましょう。



角材と角材をつなぐ蝶番は「関節」です。

また、角材に取り付けたフックは骨格と筋肉をつなぐ「腱」にあたります。



フックにゴムを引っ掛けるとこのようになります。



上側のゴムが「上腕二頭筋」、下側のゴムが「上腕三頭筋」です。

(上側のゴムは、曲げたときにたるまないよう下側よりも少し小さなゴムを使用しています。)





腕の曲げ伸ばしをしてみましょう。

筋肉には収縮する(ちぢむ)力しかありませんので、

上側のゴム(上腕二頭筋)を収縮させることにより腕を曲げます。





反対に、

腕を伸ばすときは下側のゴム(上腕三頭筋)を収縮させます。





もう一度。

腕を伸ばした状態。





腕を曲げた状態。





このように、

腕には「曲げるための筋肉」と「伸ばすための筋肉」が備わっており、

一方が収縮すれば、他方は弛緩する(ゆるむ)というように、

それぞれの筋肉は連動して働いていることがわかります。


私たちはふだん何気なく腕を動かしますが、ヒトのからだってすごいですね。





実はこの教材、私が教育実習生のときに製作した、

記念すべき第一号の作品です。

無骨なデザインが気に入っています。


軍手は、一緒に作った友人がつけてくれました(笑)。



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