原子の構造
原子は物質を構成する基本粒子ですが、
実際に目で見ることができないために、その構造をイメージしにくいものです。
そこで、原子の構造をイメージできるよう簡単なモデルを作ってみました。
写真全体でひとつの原子をあらわしています。
これは原子の中心にある原子核です。
原子核は「陽子」と「中性子」から成っています。
赤い球が「陽子」、青い球が「中性子」をあらわしています。
材料は東急ハンズで購入。
発泡スチロールの小球に色を塗って、陽子と中性子を作りました。
原子核のまわりには「電子」が飛び回っています。
竹ひごに取り付けた黄色い球をぐるぐると回して電子を表現します。
(このモデル、陽子が2つあるので実際は電子も2つ必要。)
「原子核」とまわりを飛び回る「電子」。これが原子の構造です。
ちなみに、電子をぐるぐると回すときは
原子核を中心になるべく大きな軌道で回したほうが、
原子の構造をより正確にイメージできると思います。
…甲子園球場の中心にいる1匹のアリを想像してみてください。
甲子園球場の大きさを、原子の大きさ(電子の飛び回る範囲)とすると、
甲子園球場の中心にいる1匹のアリが、原子核の大きさになります。
しかし質量の面から考えると、
甲子園球場のなかの1匹のアリにすぎない原子核が、
原子の質量のほぼすべてを占めています。
原子というのは、実はほとんど中身のないスカスカの構造をしているんですね。
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