尿素の結晶づくり




尿素の結晶づくり







きれいですね^^

空中で花開くように成長する尿素の結晶。

雪と見間違うほど真っ白で繊細な結晶です。



今回はこの美しい結晶づくりに挑戦しました。





材料は

1 尿素

  尿素はホームセンターの園芸コーナーなどで売られています。

  上の写真の商品は、内容量600gで150円くらいでした。

2 洗濯のり(PVA)

3 クレンザー

4 洗剤

この4つです。



まず尿素を水に溶かします。

尿素は水にものすごく溶けるんです。

(20℃のとき、100mlの水に108gも溶けます)


溶かす割合は

水100mlに対して尿素100〜150g

を目安にしてください。



水100mlと尿素100g。

ほんとにこんなに溶けるの?という感じですね^^;



温めながら溶かします。



溶けるにつれて、液体が透明になってきます。



尿素が完全に溶けたところで、洗濯のり(PVA)とクレンザーと洗剤を加えます。


溶液100mlに対して


・洗濯のり(PVA) … 4〜5ml

・クレンザー     … 2〜3滴

・洗剤        … 5〜10滴



この数値はあくまで目安です。

洗濯のり(PVA)と洗剤の量によって結晶の形や成長速度が変化するので、

いろいろと試してみてください。



溶液はこれで完成です。

このままビーカーを放置しても結晶は成長するのですが、今回はちょっとひと工夫^^



霧吹きのヘッドの部分を使って、溶液を噴霧してみます。





松ぼっくりを拾ってきました。



松ぼっくりに向かって、尿素の溶液を吹き付けます。

(新聞紙を大きく広げて、溶液が飛散しないように注意します)







数分後…







松ぼっくりの表面にうっすらと結晶が成長してきました。







上からさらにくり返し吹き付けると…












真っ白に雪(尿素^^;)をかぶったツリーが完成!


とってもきれいですね^^

雪のように溶けてしまうことがないのでいつまでも楽しめます。





ゆっくりと成長する結晶。

明日の朝、どこまで成長してるかな…?






この実験は生徒にも大好評でした。

一人ひとり完成したツリーを教室へ持ち帰ったのですが、

次の日の朝、一晩のうちに大きく成長した結晶を見て、

みな驚いていたそうです(担任の先生談)。



再結晶のしくみを理解することが目的でしたが、

たまにはこういう遊び心のある実験も楽しいですね^^







写真追加(2010/01)















今年もやりました。

何度やっても楽しい実験です^^



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