サラダ油でろうそくづくり
ろうそく作りというと「パラフィン」を使うのが一般的ですが、
今回はサラダ油と凝固剤を使って、安価で手軽なろうそくを作ることにしました。

材料はこんな感じ↓


まず油をあたためます。
温度は80〜90度。
温度が高すぎるとプラコップが溶けたり固まるのに時間がかかります。
反対に温度が低いと凝固剤が溶けにくくなります。

油はやかんで教師があたためて、生徒に配るのがよいでしょう。
以前、油をビーカーに入れて班ごとにあたためさせたことがありますが、
温度管理で失敗したり、油をたらして後かたづけがとても大変だった経験があります。
このやり方だと時間も短縮できるので、
時間内で生徒もいろいろと工夫ができますし、おすすめです。
凝固剤はこちら↓

油固め剤とか固めるテンプルなどの名称で売られています。
油をしっかりと固めるために、規定量の2〜3倍を油に溶かします。

中身を取り出して容器に入れておくと便利。
ろうそくに色を付けるためのクレヨン。

ダイソーで100円で売っていました。
水性絵の具は油に溶けないので使えません。
好きな色のクレヨンをカッターで削って、紙コップに入れます。
(クレヨンは少しで大丈夫です。たくさん入れると点火したとき有毒ガスが発生するのでやめましょう)

そこに油と凝固剤を入れます。

香りを付けたいときは、アロマオイルを入れます。

こちらもダイソーで1個100円でした。

凝固剤が溶けるまで手早くかき混ぜます。
ろうそくの型にはプラコップを使いました。
本当はガラスの容器が良かったのですが、予算オーバーで断念。

90mlの小さいプラコップ。100個入りで800円くらい。東急ハンズで購入。
プラコップが大きいと油がたくさん必要なので、なるべく小さいほうが良いと思います。
ちなみに耐熱温度の表記は70度でしたが、100度くらいまでは大丈夫でした。
ろうそくの芯はティッシュペーパーを細くよって作ります(木綿糸でもOK)
芯がプラコップの中心を通って、しっかりと底まで達するように調整します。
割り箸で固定したら準備完了。

型に紙コップの中身をゆっくりと流し込みます。
あとは固まるのを待つだけ^^

完全に固まったところで、芯を1cmほど残して切り取って完成です。
※注意
火を点けるときは、プラコップを外して、
陶器の皿などにのせてください。
プラコップが溶けて油が流れ出す恐れがあります。
2段、3段重ねのろうそくにチャレンジした生徒もいました。

1段目が固まってから、違う色で2段目、3段目と重ねていけば、
レインボーろうそくのできあがり^^
使ってしまうのがもったいない…かな?
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