原形質分離のモデル




原形質分離のモデル




原形質分離というのは、植物細胞を濃度の高い溶液に浸したとき、

細胞内の水が外に出て、細胞膜と細胞壁が分離する現象をいいますが、

たとえば、野菜を塩に漬けてしなしな〜となっている状態。

あれが原形質分離の状態です。



原形質分離のモデル。浸透による植物細胞の変化を、視覚的に理解できます。





細胞膜として利用したのが風船。



なるべく安いペラペラの風船が良いと思います。厚手のものは膨らませるのが大変です。

(ちなみに私はダイソーの風船を使っています。)



細胞壁として利用したのがペットボトルでつくったケース。



2リットルのペットボトルを2本用意して、上部の3分の1を切り取って合体させました。



横から見るとこんな感じ↓



キャップは切り取っています。





ペットボトルのケースに風船を差し込んだ状態で膨らませます。





すると、細胞壁に細胞膜がぴったりと張り付いて植物細胞が完成。





少しずつ空気を抜いていくと…



原形質分離の状態になります。





シンプルな教材ですが、浸透による植物細胞の変化が

ひと目でわかるので、生徒にはなかなか好評でした。

顕微鏡を使って、実際に原形質分離を観察する実験も楽しいですね。



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